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小学4年生になった一番上の孫は、我が家に来るときに算数や国語の学校の宿題を持ってきます。
今は算数で三角形や四角形・直方体等をやっているようです。孫に少しでも上手に説明してあげたいと思い、近頃は本屋さんで小学生の参考書を探したり、よい副教材を見つけたりしています。
副教材には、パズルのようになっていて楽しみながら、三角形の組み合わせを考えるものがあったり、マグネットの正方形6枚で直方体が組み立てられるものがあったり、よく工夫がしてあります。孫に見せる前に私が理解しておこうと三角形パズルに取り組んだところ、思わず時間を忘れて夢中になってしまいました。
孫の宿題を見ながら、昔自分が対角線(補助線)の意味等をきちんと把握しておらず、ただただ線を引いてみていただけだったと気がつきました。何のために線を引くのかきちんと理解していれば、もう少し楽に問題を解いたり、さらにはもっと興味を持てたのではないかと思います。
孫もパズルを喜んで解いていましたが、問題に「対角線を引いて」という文言が有った途端わからないといい出しました。パズルを見せてどうやって解いたらいいかしらと考えさせると、図の中に線を引いてどんな三角形がはいっているか探すと言うので、ああわかっていると思っていたのですが、「対角線」という言葉が理解できていなかったようです。自分が対角線を使ってパズルを解いていることを知らなかったようです。
物事の意味をしっかりと理解する事が本当に大切です。が同時にそれを表す言葉もちゃんと知らないと、問題を読んでも理解出来ないのですね。
孫のお陰で、算数の復習のチャンスをもらいました。同時に勉強の仕方も考えさせられました。
何が理解できていて何が理解できていないのか、それをはっきりとさせることがとても大切です。算数でも音楽でも、同じですね。
連休明けの週末に京都で国際学会に参加する主人に便乗して、22日の火曜日から25日まで、三泊四日で奈良と京都に行ってきました。
ここ数年父のアルツハイマーが進み、家を長く空けることがためらわれ二泊以上の旅行に出ることが有りませんでしたので、本当に久しぶりのお泊り旅行でした。
22日奈良に着くとすぐに自転車を借り、主人と二人でサイクリング。西大寺から唐招提寺・薬師寺、平城京跡を周りました。いろいろな仏様との出会いはもちろんですが、垂仁天皇陵など何百年の時を経て当時のままの風景の中に自分がいることが不思議でうれしく、身体の中の空気が全部入れ替わるようでした。
23日も自転車を借り、飛鳥駅から高松塚古墳、天武天皇・持統天皇陵、橘寺・川原寺、石舞台、犬飼万葉記念館、板葺宮跡、酒船石、万葉文化館、飛鳥寺と欲張って一日中飛鳥の歴史に浸っていました。
夕方飛鳥駅で自転車を返してから、京都に移動して24日は京都で過ごしました。最初の二日間はサイクリングで、地図を見ながら気ままに回ったので、京都ではバスのツアーです。
京都御所・大徳寺大仙院・泉涌寺と皇室ゆかりのお寺を回るコースにしました。大徳寺は茶道と関係が深いお寺でもあります。
お昼を塔頭の大仙院でいただき、そのあとご住職が書かれた掛け軸や短冊をご紹介いただきました。その時にお寺の方が私に向かって「私はこれがとても好きでお勧めしたいのですよ」と短冊を出されました。
それには何と「雲 無心」と書いてありました。私に「雲 無心」を進めて下さるのにびっくりして、名前をお伝えすると今度はお寺の方がびっくりなさっていました。記念に頂くことにすると、ご住職も「ええ名や!」と私の名前を短冊の包みに書いてくださいました。
雲は大空を無心に流れていく、その雲のように無心でありたい、素敵な記念ができました。
25日 いよいよ主人は朝から学会へ。私は一人で伏見稲荷・東慶寺と周り最後に楽美術館へ行きました。1時間ぐらいのつもりでいましたが、気がつけば2時間も楽のお茶碗に見とれていました。
今年もいよいよトーンチャイムの季節になりました。
今日ai会員の皆様にトーンチャイム参加者募集のお知らせを発送いたしました。
時の流れが本当に速く、もうトーンチャイム?という感じです。
今年のクリスマスコンサートは、バイオリンの浅井千裕さんとベートーヴェンのバイオリンソナタ「クロイツェル」を演奏する予定です。それに合わせてトーンチャイムもベートーヴェンの曲ができたらと思いますが、さてどんなメンバーになるでしょう?
メンバーの顔触れを見てから曲を決めますので、皆様の申し込みが終了するまで毎年ドキドキです。難しすぎてもいけませんし、簡単すぎてもいけません。また、トーンチャイムは一人で出せる音に限りが有りますから、メンバーの人数によっても編曲が必要な場合も有ります。
初めてトーンチャイムを振る人も、何年も経験している人も一緒に演奏しますので、曲目選びと音の担当を決めるのが一苦労です。
今年も皆様と12月23日に楽しいクリスマスが過ごせますようにと祈る気持ちでお知らせをポストに入れました。
今日は付属高校の芸術鑑賞で劇団四季のサウンドオブミュージックを高校生と一緒に観てきました。
サウンドオブミュージックは今までに映画では何度も見ていますが舞台で見るのは初めてです。どんな演出なのか楽しみに出かけまた。
高校生たちと一緒だったせいか、自分の高校生のころを思い出しました。私の高校はロングホームルームの一環で頻繁にお芝居や映画鑑賞に出かけていました。
俳優座だったと思いますが樫山文江さんの「アンネの日記」を観ました。何十年も思いだしたことはなかったのに、今日はふと思い出しました。そして今まで考えたことも有りませんでしたが、アンネの日記とサウンドオブミュージックは同じ時代だったと気付きました。
戦争に翻弄された沢山の人々、そんな歴史の上に今の私達の平和な生活が有り、こうして生徒たちと観劇する事も出来、好きな音楽に携わることもできている、なんて有難いことでしょう。そんな思いを抱きながら、観ていました。
さすがに劇団四季のミュージカル、活き活きとした舞台に高校生たちもどんどん引き込まれ、夢中で感激しながら観ているようでした。
今まであまり考えたことがありませんでしたが、中高校生のころに沢山演劇や映画を観て、感想文をたくさん書かせられていた経験がとても大切なことだったのです。
月並みですが、若いうちに本物を沢山見て経験しておくことの大切さを改めて思い知りましたし、同時にとても恵まれた環境の学校に行かせてもらってことに改めて感謝しました。
昨日 お茶のお稽古終了時に、先生から「真之行台子」の許状をいただきました。「真之行台子」をとると茶名をいただけます。
私がいただいた茶名は「仙韻」センインでした。
私が教えを受けている大日本茶道学会の茶名は、皆「仙」の字が入ります。
「仙」の字ともうひと文字で茶名にしています。
副会長仙堂先生や教場長の仙融先生は、私が音楽を専門にしていることを御存じなので、「音」が入るように考えてくださったようです。
「韻」の字を広辞苑で調べてみると、
音のひびき。音色。
おもむきのあること。風流な様。・・・
となっていました。
「音のひびき」はもちろん知っていましたが、さらに「おもむきのあること」や「風流な様」という意味が有るとは知りませんでした。
おもむきを重んじる茶道の私の茶名に「韻」を入れていただき、さらにはゆんこの「ゆん」と仙韻の「いん」で韻を踏んでいて、ずいぶんお心配りをいただいたのだと有難い気持ちでいっぱいです。
茶名に恥じないよう、おもむきの有る素敵な茶人になりたいと、改めて気持ちが引き締まりました。新たな世界が開けたような、晴れやかな気持ちになりました。