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私は小さいときに良く母から「できるまで弾きなさい!」とか「つっかえないで3回弾けたらおやつにしましょう」などと言われて、いやいや繰り返し弾いたものでした。さらには「続けてつっかえないで3回弾けたら終わり」などと言われ、がんばったのに3回目につっかえたりすると、泣きながらまた1回目から数え直し、なんてこともしばしばでした。
生徒たちを見ていても、「もう一回」は悪魔の言葉のようです。何年か前にレッスン中に何とか弾けるようにして帰そうと「もう一回」を繰り返していたところ、「言われるのがいや~!!」と泣きながら叫んだ生徒がいました。
いつ終わるか分からない「もう一回」は生徒の心にとても負担をかけるようです。
とはいえ、昔から「習うより、慣れろ」の言葉が有るように、理屈ではなく身体で覚えることはとても大事で、特に音楽のような「実技」に関しては、どれだけ繰り返し練習するかというのはその人の演奏の仕上がりに直接反映されてきます。
どのように「慣れさせる」か…練習の回数を増やすか…子供を指導するときの大きな課題です。
お母さま方にも、回数を弾くことの大切さをお話ししたうえで、以前aiで作成した「50回カード」「100回カード」を使い、お気に入りのスタンプを押したり、シールを貼ったりの毎日です。
子供達に知識を伝えるのは難しいですね。
教師なら誰でも指導内容を生徒にわかりやすく伝えて身につけさせてあげたいと考えます。けれどもその思いが有ってもと実際の指導となるとなかなか難しいものです。
「わかりやすく知識を伝える」には何が必要なのか考えてみましょう。
まず当然ですが、教師自身の知識の正確さと豊富さが必要です。曖昧に覚えていることはないか?
勘違いしていることはないか?常に情報や文献に当たって自身の知識をブラッシュアップしていなくてはなりません。
次にその知識をどのようにして伝えるかです。自分がわかるからと独りよがりになることなく、生徒にわかりやすく伝えなくてはなりません。内容が多すぎても、少なすぎてもいけません。難しすぎても、簡単すぎてもいけません。
今目の前にいる生徒にちょうど良い内容を、生徒の心に響く言葉で説明しなくてはなりません。生徒の生活の中に有る実感できることにたとえたり、体験した事を例にして理解させなければなりません。どのような言葉をどのような話し方で伝えるか、いつも生徒の表情を見ながら選んでいかなくてはなりません。
長年生徒に向かい合っていても、なかなか難しいものです。
さらに厄介なのは、その場で生徒が理解したからといって中身が身に着いたわけではないという点です。
レッスンや授業のその場でわかっても、お家に帰ったら忘れてしまったり、次の週になったら忘れてしまうことは当たり前のことです。大事なのは何回も繰り返すこと。覚えて身に着くまで何回でも繰り返すことです。一回説明したら、先生のお仕事は終わり!!では有りません。
門前の小僧 習わぬ経を読む という言葉が有るのをご存知ですか?
お寺の門の前で毎日お掃除をしながらお経を聴いていた小僧さんが、習ったわけでもなく意味もわからないのにお経を読むことができるようになってしまったというお話しです。毎日毎日の積み重ねが難しいこともできるようにしてしまうのですね。
私は、授業は「門前の小僧」でしなくてはならないと思っています。一回や二回話しても、覚えていられるものでは有りません。毎回毎回ちょっとでも良いので覚えてほしいことを口にして、子供たちの耳に入れることが大事だと思っています。
耳にタコができるくらい話してあげましょう。
しまいには子供達が覚えてしまって、先に答えを言ってくれたりします(笑)
そうなればしめたものです!!
今回も世界各国から先生方が見え、毎日素敵なレッスンが繰り広げられることでしょう。私も大会の運営をしながら、ワークショップを2回させていただきます。また最終日のダルクローズコンサートではパーカッションの杉山智恵子さんや彼女のお弟子さん二人と一緒にダルクローズのパーカッションとピアノのための組曲を演奏する予定です。
そろそろ練習をしなくてはと、譜読みを始めました。ダルクローズの知らない曲の譜読みは2004年の国際大会以来の事、当時とても譜読みにてこずった記憶が有りましたので、覚悟して取り掛かりました。以前の曲よりは譜づらは簡単なのですが、侮ると痛い思いをするぞと戒めながら譜読みを開始しました。
今回は譜を読んでまだ手が覚える前から、頭の中でどのような音楽にしたいかはっきりと頭の中に音楽が浮かんでくるのです。こんな風にしたいとかここはこうなるべきだとどんどん浮かびます。
今回私が免許を取る時に指導をしてくださったアナベル先生が最年長でいらしてくださいます。83歳というご高齢ですから、もしかしたら日本にいらして私の演奏を聴いていただけるのは今回が最後になるかもしれません。
先生に喜んでいただけるように、精根こめて演奏したいと考えています。まだまだ譜読みを始めたばかりですが、2004年・2008年に演奏した時より、譜面から音楽を読み解く力がついたような気がして自分でもわくわくしてしまいます。幾つになっても自分の成長が目に見えると言うのはうれしいですね。
アナベル先生に少し成長した私の演奏を聴いていただきたいとと張り切っています。
7月17日、一年ぶりに石巻の小学校に行きました。
石巻に伺うのは今年で3回目になります。3年前は2年生の3クラスの子供たちとリトミックをしました。昨年は3年生(前年度やった子供達)と4年生の2学年の子供たちとリトミックをしました。
今年地震から3年目にしてやっと体育館ができたとのことで、まずは一緒に行った滝川ありすちゃんと連弾でコンサート。ラデッキマーチやハンガリー舞曲、中田喜直さんの汽車は走るよ等楽しいプログラムを演奏しました。2年生から5年生の子供達が体育館に集まり、楽しんでくれました。
その後3年生、4年生、5年生の3学年のリトミックをⅠ学年づつさせていただきました。
4年生は3回目、5年生は2回目、3年生は初めてでしたが、それぞれみんな楽しんでくれたようでした。
3回目の4年生は本当にリラックスした様子で、楽しみに待っていてくれたのが伝わってきました。
2回目の5年生は、上級生らしく少し落ち着いた雰囲気でしたが、まっすぐに私の目を見て楽しそうに授業を受けてくれました。
初めての3年生たちは、いったい何が始まるんだと言う興味津々の様子です。
1年にたった一回の授業ですが、1回1回子供達の中に積み重なるのが実感できて、こちらの方がうれしくなります。東京に比べてピアノを習っている子供等は少ないということですが、音楽を楽しむのにそんなことは関係有りません。むしろ習っていないから真っ白な心で身体いっぱいで感じてくれるのかもしれないと思うほど、皆良く感じてくれます。これは私にとってとても嬉しいことです。
いつも石巻に伺うたびに、元気な子供達から私が元気をもらって帰ります。そしていつも音楽をやっていたからこそこの子供たちと出会えたのだと本当に幸せに思います。
また来年も会おうね!!