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子供達に知識を伝えるのは難しいですね。
教師なら誰でも指導内容を生徒にわかりやすく伝えて身につけさせてあげたいと考えます。けれどもその思いが有ってもと実際の指導となるとなかなか難しいものです。
「わかりやすく知識を伝える」には何が必要なのか考えてみましょう。
まず当然ですが、教師自身の知識の正確さと豊富さが必要です。曖昧に覚えていることはないか?
勘違いしていることはないか?常に情報や文献に当たって自身の知識をブラッシュアップしていなくてはなりません。
次にその知識をどのようにして伝えるかです。自分がわかるからと独りよがりになることなく、生徒にわかりやすく伝えなくてはなりません。内容が多すぎても、少なすぎてもいけません。難しすぎても、簡単すぎてもいけません。
今目の前にいる生徒にちょうど良い内容を、生徒の心に響く言葉で説明しなくてはなりません。生徒の生活の中に有る実感できることにたとえたり、体験した事を例にして理解させなければなりません。どのような言葉をどのような話し方で伝えるか、いつも生徒の表情を見ながら選んでいかなくてはなりません。
長年生徒に向かい合っていても、なかなか難しいものです。
さらに厄介なのは、その場で生徒が理解したからといって中身が身に着いたわけではないという点です。
レッスンや授業のその場でわかっても、お家に帰ったら忘れてしまったり、次の週になったら忘れてしまうことは当たり前のことです。大事なのは何回も繰り返すこと。覚えて身に着くまで何回でも繰り返すことです。一回説明したら、先生のお仕事は終わり!!では有りません。
門前の小僧 習わぬ経を読む という言葉が有るのをご存知ですか?
お寺の門の前で毎日お掃除をしながらお経を聴いていた小僧さんが、習ったわけでもなく意味もわからないのにお経を読むことができるようになってしまったというお話しです。毎日毎日の積み重ねが難しいこともできるようにしてしまうのですね。
私は、授業は「門前の小僧」でしなくてはならないと思っています。一回や二回話しても、覚えていられるものでは有りません。毎回毎回ちょっとでも良いので覚えてほしいことを口にして、子供たちの耳に入れることが大事だと思っています。
耳にタコができるくらい話してあげましょう。
しまいには子供達が覚えてしまって、先に答えを言ってくれたりします(笑)
そうなればしめたものです!!