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8月に理研の笹井教授が自ら命を絶たれました。
STAP細胞の発見で小保方さんと共に一躍世の中の注目を浴び、その後さまざまな論文の不備などで小保方さんがたたかれましたが、その上司・指導者として責任を感じ、疲れ果てての事のようでした。
私にとって科学の世界は全く未知の世界ですから、STAP細胞のニュースを聴くまで笹井教授のお名前も全く知りませんでしたが、世界的に注目された研究者だったとのことです。ニュースで拝見しても穏やかな好印象の方でした。責任感が強い方だからこそ自らの命を絶ってしまう
くらいつらく苦しいことだったのだろうとその胸中を察します。
どんなにか毎日苦しい時間をお過ごしになったのかと想像するだけでも胸が苦しくなるような気がします。それでも、それでも生き抜いてほしかったと思います。
今回の事を踏まえて、教師として一番大事なのは生きる意味の大切さ、生き抜く力の大切さを伝える事、生き抜く力をはぐくむ手伝いをすることではないかと考えました。
どんなに優秀な頭脳を持っていても、生きていなければその頭脳を役立てることはできません。
人間社会は清濁併さった世界です。自分の専門に没頭し、余り純粋に汚れを知らない人間を作ってしまうと今回のような悲劇が起きてしまうのかもしれません。
どんなにつらくても何とか踏ん張って生き抜く強さこそ育てなくてはいけないもののように感じました。
心よりご冥福をお祈りしたいと思います。