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17日から21日の5日間、ダルクローズの国際大会が有りました。
最高齢83歳で講師として参加してくださったアナベル先生は私にとってとても大切な先生です。
2000年から2007年の8年間カーネギーメロン大学のダルクローズ免許を取る時にマルタ先生とアナベル先生が音楽のみならず人としての有り方・生き方まで示してくださいました。残念ながらマルタ先生は亡くなりましたが、アナベル先生が今回も国際大会の講師として日本に来て下さいました。
いらっしゃることがわかってから、最終日のダルクローズコンサートでは先生に少しでも成長した私の音楽をお聞かせしたいと、練習に励んできました。
大会運営のお仕事をしながら、参加できるときにはなるべくアナベル先生のレッスンを聴講させていただき、しっかりと私の体にもう一回先生の音楽や授業をしみ込ませようと思っていました。
20日、先生の最後の授業の後が私のワークショップでした。準備も有りましたが、どうしても先生のレッスンを受講したく、遅れてそーっと入り、終了10分前には退室しなくてはなりませんでしたが、何とか受講させていただきました。
先生のたぶん日本での最後のレッスンの余韻を楽しみながら自分のワークショップの準備をしました。ワークショップは「活き活きとしたピアノ奏法」として感じた事をどうピアノで表現するかをブルグミュラーの曲を演奏体験していただきながらの授業を予定していました。
休み時間が終わり授業を始めて10分くらいしたときに、何とアナベル先生が入っていらっしゃいました。
今私が授業やレッスンで生徒たちに伝えていることは、全てマルタ先生とアナベル先生に導いていただいた大切なことです。そのことを当日の生徒さん達にお話ししていたらなんとご本人のアナベル先生が入っていらっしゃったのです。その驚きと感激は言葉に出来ないほどでした。先生に教えていただいたことを受講生の方々にお伝えしている所を先生に見ていただける、思いもよらなかったことです。
いろいろな授業を少しずつのぞかれるのかと思っていましたら、そのまま最後まで私の授業を参観してくださいました。私はもう全身全霊で授業しました。
授業が終わってから、先生は何度も「グッドジョブ」とささやきながら抱きしめてくださいました。
なんて嬉しいことでしょう。心の中でいつも先生方のお陰だと感謝していましたが、その心を伝えるチャンスを神様に頂きました。
最終日の演奏も聴いていただき、再び何度も抱きしめていただきました。
運営をしながら授業と演奏と・・・本当に大変な夏でしたが、本当に幸せな夏でした。
忘れえぬ大切な夏となりました。