1月6日
昨日は、母のお茶のお弟子さん達(社中といいます)の初釜でした。
本来なら、初釜は1年の初めに師である母が社中の方々の前で濃茶の点前をして、茶をふるまいます。数年前からは膝を痛めて正座ができない母に替って、私が濃茶の点前をしています。
もともと宮中のお菓子といわれ、初釜に頂くことになっている花びら餅を作り、床の間には柳と軸を飾ります。
軸はその時々の季節を表したり、心情を表したりする内容の物を掛けます。
今年は母と「相見呵々笑」(相見て、かかと笑う)という軸を選びました。
大徳寺黄梅院の太玄和尚様の書で、相見呵々 は小さく 笑 の一字が太くおおらかな筆使いで大きな字で書かれています。
いろいろなことが有っても、一緒にいる人々とともに“かか”とおおらかに笑って過ごせるように・・・今年の私にとってぴったりの軸です。
何かあったら、「かかと笑う!」と唱えながら、穏やかにおおらかに一年が過ごせますようにと、祈る思いです。
[2回]
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