あっというまに6月も末になってしまいました。本当に時間の経つのが早く、頭がついて行けていないようで、焦りを覚える毎日です。
そんな中でも近頃嬉しく感じていることがあります。音楽教室や自宅でのソルフェージュ(リトミック)のクラスレッスンで3~4年継続して指導している子供達がのびのびとしかもきちんと知識を整理しながら成長してくれていることです。
4年ほど前から子供達のレッスンの進め方を意識的に変えました。一回のレッスンの中でいろいろなことを盛り込み、必ず毎週継続してやることにしました。
例えば現在小学1年生と2年生のクラスでは、
・音の高低(即時反応)
・拍子の聞き取り(1拍目をたたく、何拍子か言う)
・2声リズム(手と足で4拍分を動いた後みんなでリズムをボードに書く)
・3拍子2小節のリズム暗記(拍を歩きながらリズムをたたきリズムシートに書く)
・分割 2分割と3分割
・シンコペーション(新しい項目)の準備
・リズムたたき 3拍子や4拍子で8小節 みんなでたたいた後一人一人で
・全音半音聞き取り
・長3度短3度聞き取り
・♯♭聞き取りと書き取り
・カエルの歌を使って調(主音)聞き取りと音階練習(日本音名とドイツ音名で調名を言う、音階をノートに書く等)
・重音と和音(3和音の1声部だけ動かした聞き取り等)
・和音の種類(長三和音と短三和音)
・属七聞き取り準備 属七和音の中で4→3 7→1 を聞き分ける。
この内容でおおよそ50分から60分の授業で毎週繰り返します。4歳でソルフェージュ(リトミック)を始めたときから、少しづつ項目を増やしながら3~4年がたちました。この内容を毎週わからないくらい少しずつ程度を上げながら繰り返すことがとても大切なのだと思います。
また、どんどん項目が変わるので子供達の集中が途切れることもほとんど有りません。集中してたくさんの項目を毎週繰り返し体験することで、忘れることも少なく確実に身についていくようです。子供達の成果に気をよくし、今年の3月くらいからは大人のレッスンでもこのやり方を使うようになりました。
子供たちは良くわかる、わかるから楽しい、楽しいから身に付くと良い循環にいるようで、のびのびと活き活きと楽しそうにレッスンに通って来てくれます。そんな子供たちを見て、このやり方はいける!と確信を持ちました。
当たり前のことですが、積み重ねることの大切さを日々実感しています。
[3回]
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