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年長さんの5人の子供たちは、ソルフェージュ2年目、昨年秋からは全音半音の練習に加え、半音上がったか下がったかの聴き取りと合わせ、シャープやフラットの意味を覚え聴き分ける練習をしていました。
だいぶできるようになったので今年になってからダルクローズスケール(ドからドの音階で考える)を使ってト長調の練習をしました。ハ長調の音階はたくさん練習しましたから、3・4と7・1が半音になることはよくわかっています。
ト長調のダルクローズスケールを聴いて変化音のところ(ファの♯)を見つけ、どこが半音か探して主音(1)を見つけました。
音階を歌ってから簡単なメロディーをボードに書いて歌いました。自然にファも♯で歌えましたので、次はスケールナンバーで歌いました。音階の時に、スケールナンバーで歌うときはお引っ越し(移調)できるとしていろいろな調で歌っていましたので、メロディーもスケールナンバーでいろいろな調にお引っ越し(移調)をして歌いました。
大人だと難しいと思うのですが、子供たちは面白がってどんどん移調して歌ってしまいました。もちろん今は何調を歌っているのか知らずに歌っているのですが、まだ年長さんの子供たちですから移調して歌えれば十分です。
先週までの2週間でト長調をしましたので、昨日は同じやり方でヘ長調をしてみました。音階までやって、歌うメロディーは付点のリズムも入っている「ぞうさん」をボードに書きました。拍をとりながら高さをつけずに音の名前でリズム読みをすると、一人の男の子が「ぞうさんに似ている」とつぶやきました。同時にもう一人が「これぞうさんだよ」・・・ああ、この子たちは頭の中で音が鳴るようになったんだと本当にうれしくなりました。
その後いろいろな調で「ぞうさん」の前奏を弾き、それに合わせていろいろな調の「ぞうさん」を歌ってご機嫌にレッスンが終わりました。
きちんと噛み砕いて順序良く示せると、子供たちは楽しみながら本当にどんどん吸収して理解してくれます。
レッスンの終わりの歌「さよならグッバイ」の前奏を弾いたときに、「え~早い!!」と子供たちが言ってくれると、私自身も「あ~楽しいレッスンだった!」と本当に気持ち良く終わります。
さあ、来週もあっという間の50分になるように、がんばりますよ!!