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今日は上野の芸大で日本ソルフェージュ研究協議会主催の「演奏者からの提言~弦楽器奏者のソルフェージュ」を聴きに行ってきました。
ヴァイオリンの澤和樹さん チェロの山﨑伸子さん コントラバスの吉田秀さん司会者にピアノの渡邉健二さんというそうそうたるメンバーです。
第1部は、澤さん山崎さん吉田さんがそれぞれご自分のソルフェージュ体験や教師として生徒たちに望むソルフェージュ能力等について講演なさいました。
第2部は司会者の渡邉さんが加わりパネルディスカッションになりました。
山崎さんは子供のころ桐朋の子供のための音楽教室広島分室でお育ちになり、リトミックのような経験が有ったそうです。そしてご自身もそのせいか空間を使い身体を使って音楽を感じる大切さを感じ、生徒たちには歩きながらまたは指揮をしながらメロディーを歌わせたりなさるそうです。
そして声を出すことは、感情を出したり、呼吸の仕方を覚え脱力や音色を感じる上でとても重要なことと感じていらっしゃるそうです。
私も桐朋の子供のための音楽教室で育ちましたから、とても親近感を覚えてお話を伺いました。
吉田さんは「移動ド」でいらっしゃるそうですが、N響のオーケストラで様々な曲の譜読みをするときに本当に苦労をされ、「せめてドだけでも動かないでくれたら、どんなに楽かと思いました。」とおっしゃっていました。
ドだけは移動せずに(固定して)聴く聴き方はまさにダルクローズのソルフェージュです。
「やはりダルクローズは演奏する時の実際的な聴覚訓練だ!!」
私は喝采したいような気分でした。
第2部のパネルディスカッションもとても興味深く聴かせていただきました。聴きながら、ダルクローズソルフェージュをもっと広めていかなければと私の使命のようなものを感じました。
演奏に携わる人たちが求めているソルフェージュは、当たり前ですがまさにダルクローズソルフェージュでやろうとしていることです。
子供や学生達にレッスンするだけでなく、先生方にもお伝えしていかなければと思いました。