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高校時代から甲子園で輝かしい成績を作り、その後は西部ライオンズやジャイアンツで素晴らしい成績を残した人物です。個人的には好きにはなれない人でしたが、その打者としての職人気質なところなどには一目置いていました。
小さな時から野球一筋に生きてきて、プロ野球を引退した事で目標を失いどう生きたらよいかわからなくなったのではないかということです。とても子煩悩な人だったそうですが、引退後離婚し子供と一緒に暮らせない寂しさも有ったのではないかとも言われています。
野球の事をよく知らない私でも知っているほどいわば「野球バカ」のような人物でした。「○○バカ」は一つの事に打ち込み他の事には目もくれない一心不乱の事をいいます。
場合によってはそのひたむきさに好感を覚えることさえ有るような言葉ですが、今回のニュースを聞いて、いくら専門に打ち込もうと、あくまでも人としての成長無くしては一つの事に打ち込んだ意味がないとあらためて感じました。
一つの事に打ち込むと言うのはとても大切なことですが、そのことによって人間が育てられ、人格が磨かれるようでなくては意味がないことです。
個人的にお話しした事は有りませんが、フィギュアスケートの羽生さんやテニスの錦織さんのコメントなどを聞いていると、彼らは間違いなく人としての魂が磨かれているように思えます。
また、社会のいろいろなことに適応できるように、当然ですが専門以外の社会の事も身につけさせなくてはいけませんし、自分の気持ちをコントロールできるようにすることも大切です。
自身も指導する立場の人間として、音楽を通して「人」を育てていると言うことを忘れずに、心と魂を磨くようなレッスンをしなければと改めて考えさせられました。