私がお手伝いをしている東雲・豊洲音楽教室では新しい先生達が4人入ります。
この3月に大学を卒業する3人と、東京音大大学院科目履修生を終了して先生になる1人です。それぞれ大学や大学院で今まで学んできたことを生かして、子供達に音楽を伝え、音楽を好きになってもらおうと夢を持って入ってきたようです。
東雲・豊洲音楽教室は東京音大の卒業生で、私の所でリトミックや指導法を勉強なさった桜井玲子さんが経営なさっています。ソルフェージュを大切に考え、ご自分の教室の生徒さん達には是非ソルフェージュをきちんと受けさせたいと考えていらっしゃいます。レッスン生(500人位いるそうです!!)は全員年に2回私のソルフェージュのレッスンを受けます。今後はできれば月に1回はソルフェージュを入れ、ソルフェージュを教室の特徴にしていきたいと考えていらっしゃいます。
そこで新入りのフレッシュな先生達もソルフェージュの指導ができるようにしてほしいとのことで、新しい先生方の教育係をさせて頂くことになりました。
まずは、私のソルフェージュのレッスンを見学していただき、それから授業内容の説明をし、そのうえで昨日は先生方がお互いに生徒になりながら1項目だけ模擬レッスンをしました。レッスン終了後にレッスンをした先生自身の反省点、生徒役をやった他の先生達の意見交換、私からのアドヴァイスという段取りで、それぞれの模擬レッスンを体験しました。
ただ、説明を聴くだけでなく、実際に模擬レッスンをすることで、言葉の使い方、話し方のテンポ、声のトーン、目の合わせ方、レッスン中の立ち位置等いろいろな事を体験でき、新たに先生になる人たちにとってはとても有効な時間だったと思います。
何事も、最初が肝心。先生になる時にこのような実習を受けて、先生としての心構えをしっかりと身に付けて行ってもらえたら、本当にご本人も楽でしょうし、何より子供達にとっても良い結果が生まれるでしょう。
いつもレッスンは最初が肝心、最初にきちっと身に付けなければいけないと、初期指導をする先生の大切さをお話ししていましたが、このように実習をすることで、さらに具体的になる事を実感しました。
若い先生が実践を通して、教える力を身につけて行ける場所を作っていくこともしなければと新たな課題を見つけました。
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