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ぐるーぷai のメッセージ!!
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    2015年 新しい年に寄せて



    あけまして、おめでとうございます

    2015年があけて、早いものでもう1週間がたってしまいました。

    父のアルツハイマーも進み、今後ダルクローズ協会のお役に立つことが難しくなったと判断し、昨年末を持って6年間のダルクローズ協会事務局のお仕事を卒業いたしました。

    会計担当理事として過ごした
    6年と合わせると12年間協会とともに過ごしてきました。しばらくは引き継ぎなどが残ってはいますが、その後は老いた両親とともに過ごしながら今の私にできることを探していこうと思います。


    思えば
    40歳代はダルクローズのサーティフィケイトとライセンス2つの免許取得のための受験勉強の時代、50歳代は資格を持って協会とともに歩んだ時代でした。本当にたくさんの良い師に恵まれ、夢中に過ごした20年間でした。


    60
    歳まで後一年、今までのことを踏まえて60歳代に何ができるのか、どう過ごすのか、この一年をかけてじっくりと考えようと思います。


    いろいろな意味で、本当に新しい年が来たと感じます。

    昔のようにただ手放しにワクワクはできませんが、この十年をどう過ごせるのか楽しみに思います。


    若いときのようにただただ突っ走るのではなく、コントロールしながら、無理をせず、有る程度流れに沿いながら、この年になったからこそできる生き方を見つけたいと思います。





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    すごいぞ、子供たち!!




    昨日は1月に入って3回目の音楽教室の授業でした。


    年長さんの
    5人の子供たちは、ソルフェージュ2年目、昨年秋からは全音半音の練習に加え、半音上がったか下がったかの聴き取りと合わせ、シャープやフラットの意味を覚え聴き分ける練習をしていました。

    だいぶできるようになったので今年になってからダルクローズスケール(ドからドの音階で考える)を使ってト長調の練習をしました。ハ長調の音階はたくさん練習しましたから、3・4と7・1が半音になることはよくわかっています。

    ト長調のダルクローズスケールを聴いて変化音のところ(ファの♯)を見つけ、どこが半音か探して主音(1)を見つけました。

    音階を歌ってから簡単なメロディーをボードに書いて歌いました。自然にファも♯で歌えましたので、次はスケールナンバーで歌いました。音階の時に、スケールナンバーで歌うときはお引っ越し(移調)できるとしていろいろな調で歌っていましたので、メロディーもスケールナンバーでいろいろな調にお引っ越し(移調)をして歌いました。


    大人だと難しいと思うのですが、子供たちは面白がってどんどん移調して歌ってしまいました。もちろん今は何調を歌っているのか知らずに歌っているのですが、まだ年長さんの子供たちですから移調して歌えれば十分です。


    先週までの2週間でト長調をしましたので、昨日は同じやり方でヘ長調をしてみました。音階までやって、歌うメロディーは付点のリズムも入っている「ぞうさん」をボードに書きました。拍をとりながら高さをつけずに音の名前でリズム読みをすると、一人の男の子が「ぞうさんに似ている」とつぶやきました。同時にもう一人が「これぞうさんだよ」・・・ああ、この子たちは頭の中で音が鳴るようになったんだと本当にうれしくなりました。


    その後いろいろな調で「ぞうさん」の前奏を弾き、それに合わせていろいろな調の「ぞうさん」を歌ってご機嫌にレッスンが終わりました。


    きちんと噛み砕いて順序良く示せると、子供たちは楽しみながら本当にどんどん吸収して理解してくれます。


    レッスンの終わりの歌「さよならグッバイ」の前奏を弾いたときに、「え~早い!!」と子供たちが言ってくれると、私自身も「あ~楽しいレッスンだった!」と本当に気持ち良く終わります。


    さあ、来週もあっという間の50分になるように、がんばりますよ!!





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    聴き取る力 読み取る力



    何調か感じるためには、属七の和音が大切ですから、小学生から大人まで属七の練習に力を入れています。


    ソルフェージュのレッスンを始めて
    5年目になる小学3年生の子供たちはだいぶ属七の練習も重ねてきました。

    近頃は属七を聴いて主音を歌うことや、属七の限定進行を歌うなどの基本的な練習をした後に、ブルグミューラやソナチネを聴かせ、属七が有ったらお辞儀をしてⅠ度に戻ったらおきあがるゲームをします。

    何回か弾いてあげるとほとんど聴き取れるようになり、上手にお辞儀をしたり起きたりします。ところがその後楽譜を渡してピアノを弾かずに属七を探させるとなかなか見つけられないのです。

    耳ではキャッチできても、楽譜から音を感じるまでには至っていないのですね。今度は楽譜を見せたままピアノを弾いてあげると、あっという間にどこが属七か見つけて丸で囲むことができました。


    和声の形で練習するだけでは、実際の曲の中ではなかなか見つけることができず、結局実技(演奏)に結び付かずに終わってしまうことも多いようです。有る程度和声の形で練習したら、なるべく多くの実際の曲で聴きとったり、楽譜から読み取ったりするトレーニングが必要だと強く思うようになりました。

     

    聴き取る力と楽譜を読みとる力、バランス良く両方の力をつけてあげたいものです。


    調号を丸暗記するのではなく、その調の音を感じて歌ったり譜面を読んだりできる子供たちを育てる手がかりが見えてきました。





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    素敵な人たち


    主人の若いお友達でマンションの設計などをなさるKさんは、我が家と同じ仙川のご自分で設計なさったマンションにお住まいで、仙川を緑でいっぱいの街にしたいと、街づくりの志をお持ちの方です。毎朝会社に出勤する前に仙川駅周辺をボランティアでお掃除をなさり、公園や駅の花壇にお花を植え手入れをなさっているそうです。


    私も生まれてからずっと仙川で育ち、大好きな街では在りますが、自分で街が良くなるように手をかけるまでには至りません。それを毎日お掃除し、お花の手入れをなさっていると言うのですから、なんてありがたい方がいるのかしらと関心しています。


    我が家の庭には古い大きな槇の木が有ります。今まで手入れをしてくださった方がお年を召してできなくなり、誰かに頼まなくてはと思っている事を主人がKさんにお話ししたところ、お友達の造園師のAさんを紹介してくださいました。Aさんはフランスで
    3年間造園をなさって昨年帰国なさったそうです。主に日本庭園を造っていらしたそうで、世界中で庭を作りたいと思っていらっしゃるそうです。まずは自分が世界に飛び出して、ゆくゆくは日本の造園業の人たちが世界で仕事ができるようになると良いと思っていると、目をキラキラさせてお話ししてくださいました。


    お二人とも高い志を持ち、ご自分の事にとどまらず、人の役に立つようにと行動なさっているのをみて本当にうれしくなりました。なんて素敵な人たちと出会ったのでしょう。


    ちょうど築
    40年近い我が家のキッチンはリフォームが必要になってきました。今後はKさんが相談に乗って下さるとのことです。また年老いた父が庭で転んでけがをしないようにと何十個もの大きな石を昨年破棄し、穴だらけになった庭を作り直したり、槇の木の手入れをAさんがしてくださることになりました。


    とても心強く、また彼らのお話しが伺えるのがとても楽しみです。






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    最後の授業



    今日は音楽教室の幼児科年長さんたちの最後の授業でした。


    今年に入ってからは、音階や複合拍子の準備をたくさん体験しました。

    私が弾くメロディーから主音を見つけ、そこから長音階を歌う練習をたくさんしました。ト長調やヘ長調は音階を書いて、調号も見つけました。

    また拍の3分割がいろいろな速さでできるようになったので、簡単な複合拍子もたたけるようになりました。


    いよいよ最後の今日は、まずはロ長調のメロディー。子供達はピアノを聴いて「お家の音は?」と聞かれると「シ!」と元気よく答えます。

    「そうね~、じゃシの音から音階作ってみようか?」とシ~シの音を書き、

    「長音階、半音どこだっけ?」

    「3・4と7・1!」


    音にスケールナンバーを振り、3・4と7・1の所は半音マーク(V)を入れます。それ以外は全音マークを入れ

    「じゃあ、全音と半音が合うようにしましょう。シとドは?」

    「半音!」


    「でも全音にしなきゃいけないのよね、どうしたらいい?」

    「ドに♯を付ける」・・・

    とうとう上のシまでたどり着きました。

    「調号のおまじないは?」

    「ファドソレラミシ!」


    「はい、ではおまじないの順番に付けていきましょう。」

    「ファ・ド・ソ・レ・ラ」

    「やった~5個も付いてる!!」

    「かっこいい~!」


    子供達は大はしゃぎ、調号が多いのがとても気に入ったようです。

    その後変イ長調やホ長調など調号4つの調子で遊び、調号が沢山ある事を面白がって楽しんでくれました。


    2年前、日本語もなかなか通じず、腕白に飛びまわっていた子供達とは思えない成長でした。


    これからも楽しみながらどんどん知識を増やしていってくれることを願いながら、最後の授業が終わりました。




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