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今年の幼稚園の3歳児リトミックや、音楽教室の4歳児の男の子達はなかなかの腕白坊主。 一筋縄では行きません。
お話しをして聞かせようとしても走り回ったり、転がったりなかなか聞く耳を持ちません。毎週レッスンの度に悪戦苦闘していました。
先日aiのレッスンに見えた先輩のIさん、いつも子供たちとの活き活きとした授業の楽しいお話を聞かせてくださいます。Iさんは長年小学校にお勤めで、今は退職なさり先生方の指導や請われて子供達の授業に出向いたりなさっています。
お話しの中でピアニカを机の上に置いてまず鍵盤の位置などの練習をしているときに、どうしても左手で弾いてしまう子供がいたそうで、ピアニカは右手で弾くとお話ししてもつい左手で弾いてしまい、普段教えている小学校の先生もお手上げだったそうです。
それで思いついて「左手パーにしてお腹!! 充電します!!」と言ったら、すぐに左手はお腹にあててくれ、充電中はずっと左手を動かさずにいたと言うことです。
「左手で弾かない!!」と否定の言葉で何回言っても言うことが聞けなかった子供が「充電」という言葉に反応して一回でこちらのしてほしいように行動したのです。
さすがにIさん、子供に届く言葉を知っていらっしゃると感心して伺いました。
いい事を伺えばすぐに取り入れてみるのが私の強み・・・早速私のわんぱく坊主たちに「左手パー、右手もパー、おへそにぺたっ!! さあ充電中です。」とやってみると、すぐに子供達は充電を始め、走り回って止まらなかった子供達が何と立ち止まって充電しています。
「さあ、レッスン充電をすると先生のお話しがよーく聞こえて、おふざけが止まります。 お話しが聞けない人は充電が失敗しちゃった人です。」と言ったら、こくんとうなずいてその後注意しているのが伝わってきます。少し忘れてはしゃぎ出すと「あれ~充電失敗の人がいるのかな?」の一言で納まります。
なんてすごい魔法の言葉!! 子供達には子供達の心に届く言葉で話さないといけないといつも気をつけてはいましたが、まさにその通りいまどきの子供達は3歳児でも「充電」することがいろいろと便利なことにつながると知っていたのだと感心させられました。
どんな言葉が子供達の心に届くのか?私達はいつもいつも心に届く言葉を探すアンテナをしっかりと立てていなくてはなりませんね。