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リハーサルをするから4時に来てと言われ、主人と行くと、既にウェディングドレスに着付を済ませた娘はドレスをたくし上げ、お友達のダンサーや生徒の子供達、照明スタッフの方達に指示を飛ばしています。
彼は写真の勉強をしているのですが、パーティー会場の飾りつけを自分ですることにしたらしく、脚立に昇ってあちらこちらにライトを巻き付けたり、自分で取った写真を貼ったりしています。
娘の事だからオーソドックスなパーティーにはならないだろうとは思っていましたが、予想をはるかに上回る型破りなパーティーです。
最初の結婚式の部分は、ダンサーのお友達たちが踊りながら道を作ってくださり、そのあとを娘の生徒の子供たちがエンジェルのようなかわいい白いドレスでステップを踏みながら薔薇の花弁を撒き、そのあとを彼がひとりでステップを踏みながら出てきました。最後は主人と腕を組んだ娘が踊りながら出てきました。主人は私の心配をよそに、満面の笑みをたたえ、なかなか上手なステップです。彼に娘を渡し、ほっと一息・・・。
牧師様もとても素敵な方で、聖書の中からダンスに関係するお話をしてくださり、とても温かな気持ちになりました。
参加者のほとんどがダンサーなので、皆さんが次々と踊ってくださり、ベリーダンスあり、ヒップホップあり、モダンダンスあり、フラメンコあり、舞台でご一緒している歌手の方が歌ってくださり、娘の生徒さん達も踊ってくださり、まさにショータイム!!というパーティーでした。
一生忘れられない結婚式になったでしょう。
主人と私も、娘の周りにたくさんのお友達がいて、一緒にお祝いして踊って下さるのを見て、心から嬉しくなりました。
これから違う国で育った二人は、いろいろと大変なことも有るでしょうが、このパーティーで皆さんにお祝いしていただいた事を思い出して、乗り切っていくことでしょう。
我が家も息子が増えて、ますます楽しくなりそうです。
今年もいよいよクリスマスコンサートが近づいてまいりました。
今回のテーマは「月光の夏」 クリスマスとはあまり結びつかないと思われるかもしれません。
2005年夏、両親と九州旅行に出かけた時にツアーの訪問地に知覧が有りました。知覧は特攻隊が飛び立って行った場所です。今は特攻隊の記念館が有り、特攻隊員だった10代20代の若い青年たちの手紙等の遺品が展示してあります。
記念館に入ってまず驚いたのは、建物に入った所にグランドピアノが有ったことでした。特攻隊とグランドピアノ、どうしても結びつきません。伺えば上野の音楽学校(芸大)の学生が特攻隊員になり飛び立つ前にもう一度ピアノが弾きたいと、グランドピアノが有る小学校を訪ね、ベートーヴェンの「月光」を弾いてから飛び立って行ったというのです。
簡単な説明しかありませんでしたが、頭の中はピアノを弾きたいと音楽を心ざした青年が家族や国を守るために特攻隊として飛び立ったと言う事でいっぱいでした。
順路に従い遺品などを見る間も頭の中にはずっと「月光」が流れています。特攻隊員達の寝所という宿舎の前では母を思い家族を思い星空を眺めていたのではないかという思いと共になぜかドビュッシーの「月の光」が聞こえてきました。
今こうしてピアノや音楽を楽しめるのは、こんな方達がいらしたからだった!!今まで以上に音楽をできる幸せをかみしめ、心から感謝しました。
記念館の売店に来ると、「月光の夏」と題した音大生の特攻隊員の本が数冊ありました。早速それらを買い求め、いつかaiのコンサートで皆様にお知らせしたいと考えました。そうは思いつつ、やはりとても思いテーマで私の中でなかなか決心が固まらず今日まで来てしまいました。
私達が今こうして音楽を楽しめる幸せを皆様と一緒に感じられるよう、心をこめて演奏するつもりです。
早いもので、今年も残すところ3日余りになってしまいました。
今年の新年は、主人が痛風の発作で動けず、前年発覚した父のアルツハイマーに恐れを感じ、18歳になる老犬と二人で散歩しながら今年は一体どうなるのだろうと暗澹とした気分でいました。
せめてもとお茶の初釜の時の掛け軸に「相見呵々笑」相見て呵々と笑う・・・お互いに見合って笑って過ごそう・・・を掛け、何かあるごとに心の中で「呵々」、「呵々」と唱えていました。
心配をよそに、今年は長女が結婚して家族が増えたり、孫たちも3人でお泊りに来れるようになりお休みの度にお泊りに来たり、楽しいことが沢山ありました。
いつの間にか、「呵々」を唱えることも忘れて過ごしていました。有難いことです。
明日からはまた孫たちがお泊りにきます。暮れからお正月を始めて一緒に過ごします。2日には長女夫婦もやってきます。今年はがんばっておせち料理を作りましょう。きちんとお重に詰めて、お屠蘇の道具も出して、孫たちに「お正月」を見せたいと思います。
家族がそろって、健康に楽しくお正月が迎えられる・・・なんて有難いことでしょう。
この幸せが少しでも長続きしますようにと、心をこめておせち料理を作ろうと思います。
さあ!買い出しに出かけます!!
皆様 お健やかに新しい年をお迎えになりましたか?
私は暮れから孫たちや娘たちが次々と訪れ、賑やかなお正月を過ごしました。
おせち料理もまずまずの出来栄えで、孫たちと次女夫婦と7人で頂くときは3段重に、長女夫婦と4人の時も3段重に、近くのNちゃんと3人の時は2段重に、私の両親には大きめの1段重でお料理全体が見えるようにとその時々に合わせていろいろなお重詰めをしました。
度々お料理を詰めながら、そうか今年は場面に合わせて自分の立ち位置を変えたり、力の入れ具合を加減したり、その時々に合わせて臨機応変ちょうどよいところを見つける年なんだなと思いました。
私はどうしてもいつも猪突猛進、力いっぱいに行動する癖が有ります。
それはいいことのようにも聞こえますが、周りの人たちははらはらしたり、思わず手を貸して余分な仕事を増やしたりしています。
私もずいぶん年を重ねました。そろそろ少し余裕を持って、自分の事や家族の事をしっかりと考えなさいと言うことかしらと、新年早々一人納得しておりました。
「思い立ったらまっしぐら」から少し「やんわりと程よいところ」を目指してこの1年を過ごしたいと思います。
今日は上野の芸大で日本ソルフェージュ研究協議会主催の「演奏者からの提言~弦楽器奏者のソルフェージュ」を聴きに行ってきました。
ヴァイオリンの澤和樹さん チェロの山﨑伸子さん コントラバスの吉田秀さん司会者にピアノの渡邉健二さんというそうそうたるメンバーです。
第1部は、澤さん山崎さん吉田さんがそれぞれご自分のソルフェージュ体験や教師として生徒たちに望むソルフェージュ能力等について講演なさいました。
第2部は司会者の渡邉さんが加わりパネルディスカッションになりました。
山崎さんは子供のころ桐朋の子供のための音楽教室広島分室でお育ちになり、リトミックのような経験が有ったそうです。そしてご自身もそのせいか空間を使い身体を使って音楽を感じる大切さを感じ、生徒たちには歩きながらまたは指揮をしながらメロディーを歌わせたりなさるそうです。
そして声を出すことは、感情を出したり、呼吸の仕方を覚え脱力や音色を感じる上でとても重要なことと感じていらっしゃるそうです。
私も桐朋の子供のための音楽教室で育ちましたから、とても親近感を覚えてお話を伺いました。
吉田さんは「移動ド」でいらっしゃるそうですが、N響のオーケストラで様々な曲の譜読みをするときに本当に苦労をされ、「せめてドだけでも動かないでくれたら、どんなに楽かと思いました。」とおっしゃっていました。
ドだけは移動せずに(固定して)聴く聴き方はまさにダルクローズのソルフェージュです。
「やはりダルクローズは演奏する時の実際的な聴覚訓練だ!!」
私は喝采したいような気分でした。
第2部のパネルディスカッションもとても興味深く聴かせていただきました。聴きながら、ダルクローズソルフェージュをもっと広めていかなければと私の使命のようなものを感じました。
演奏に携わる人たちが求めているソルフェージュは、当たり前ですがまさにダルクローズソルフェージュでやろうとしていることです。
子供や学生達にレッスンするだけでなく、先生方にもお伝えしていかなければと思いました。