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ずっと泣いている子、泣いている子を見てつられて泣く子、後ろの両親たちに立って手を振る子子供から離れられずなぜか子供の席に居座るパパママ、本当にいろいろな光景が繰り広げられます。
当然ですが、園長先生のお話だろうが理事長先生のお話だろうが子供達はお構いなし。
今年は48人と人数も多いせいか、本当に大騒動でした。
毎年のことですが、「本当にこの子たちにレッスンするのかしら?」と思わずつぶやく私がいます。先月まで一緒にリトミックをやっていたほやほやの年中さんの子ども達がとてもお兄さんお姉さんに見えるのですから、不思議です。
本当に子供の成長には驚きます。成長する子供たちをずっと眺めていられて本当に幸せです。
明日は音楽教室の入室式。
てんやわんやの入園式を見て、私のエンジンも動き出しました。
さ~ いよいよ始まった!! 今年も頑張るぞ~!!
4月に入ってから急に調子が悪くなり、獣医さんに連れて行きました。血液検査をすると老衰の症状が腎臓に出たということで、急激に数値が悪くなったので生きているのが不思議なくらい悪いとのことでした。
一日中ほとんど寝ていて、食欲もだいぶ減ってしまいました。お散歩もほとんど行けず、17キロあった体重も13キロまでに減ってしまいました。人間なら人工透析をするのだそうですが、犬は透析ができないので、対処療法としてできるだけ毎日注射に通うことになりました。
この間まではまだまだ一緒にいられるのではないかと思っていましたが、近頃のケンチャンの様子を見て自然に遠からずお別れの日が来ることを悟りました。その日までできるだけのことをしてあげたいと思います。
ありがとね、ケンチャン。
たくさんたくさん楽しい思い出をありがとう。
お星様になるその時まで、少しでも長くそばにいてね。
私は小さいときに良く母から「できるまで弾きなさい!」とか「つっかえないで3回弾けたらおやつにしましょう」などと言われて、いやいや繰り返し弾いたものでした。さらには「続けてつっかえないで3回弾けたら終わり」などと言われ、がんばったのに3回目につっかえたりすると、泣きながらまた1回目から数え直し、なんてこともしばしばでした。
生徒たちを見ていても、「もう一回」は悪魔の言葉のようです。何年か前にレッスン中に何とか弾けるようにして帰そうと「もう一回」を繰り返していたところ、「言われるのがいや~!!」と泣きながら叫んだ生徒がいました。
いつ終わるか分からない「もう一回」は生徒の心にとても負担をかけるようです。
とはいえ、昔から「習うより、慣れろ」の言葉が有るように、理屈ではなく身体で覚えることはとても大事で、特に音楽のような「実技」に関しては、どれだけ繰り返し練習するかというのはその人の演奏の仕上がりに直接反映されてきます。
どのように「慣れさせる」か…練習の回数を増やすか…子供を指導するときの大きな課題です。
お母さま方にも、回数を弾くことの大切さをお話ししたうえで、以前aiで作成した「50回カード」「100回カード」を使い、お気に入りのスタンプを押したり、シールを貼ったりの毎日です。
子供達に知識を伝えるのは難しいですね。
教師なら誰でも指導内容を生徒にわかりやすく伝えて身につけさせてあげたいと考えます。けれどもその思いが有ってもと実際の指導となるとなかなか難しいものです。
「わかりやすく知識を伝える」には何が必要なのか考えてみましょう。
まず当然ですが、教師自身の知識の正確さと豊富さが必要です。曖昧に覚えていることはないか?
勘違いしていることはないか?常に情報や文献に当たって自身の知識をブラッシュアップしていなくてはなりません。
次にその知識をどのようにして伝えるかです。自分がわかるからと独りよがりになることなく、生徒にわかりやすく伝えなくてはなりません。内容が多すぎても、少なすぎてもいけません。難しすぎても、簡単すぎてもいけません。
今目の前にいる生徒にちょうど良い内容を、生徒の心に響く言葉で説明しなくてはなりません。生徒の生活の中に有る実感できることにたとえたり、体験した事を例にして理解させなければなりません。どのような言葉をどのような話し方で伝えるか、いつも生徒の表情を見ながら選んでいかなくてはなりません。
長年生徒に向かい合っていても、なかなか難しいものです。
さらに厄介なのは、その場で生徒が理解したからといって中身が身に着いたわけではないという点です。
レッスンや授業のその場でわかっても、お家に帰ったら忘れてしまったり、次の週になったら忘れてしまうことは当たり前のことです。大事なのは何回も繰り返すこと。覚えて身に着くまで何回でも繰り返すことです。一回説明したら、先生のお仕事は終わり!!では有りません。
門前の小僧 習わぬ経を読む という言葉が有るのをご存知ですか?
お寺の門の前で毎日お掃除をしながらお経を聴いていた小僧さんが、習ったわけでもなく意味もわからないのにお経を読むことができるようになってしまったというお話しです。毎日毎日の積み重ねが難しいこともできるようにしてしまうのですね。
私は、授業は「門前の小僧」でしなくてはならないと思っています。一回や二回話しても、覚えていられるものでは有りません。毎回毎回ちょっとでも良いので覚えてほしいことを口にして、子供たちの耳に入れることが大事だと思っています。
耳にタコができるくらい話してあげましょう。
しまいには子供達が覚えてしまって、先に答えを言ってくれたりします(笑)
そうなればしめたものです!!