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今日は高校の入学式でした。
母はまだ入院したままなので、父を一人家に置いていくわけにもいかず、きょうはもちろんですが、この先新学期が始まってどうしたらよいかと思っていました。
ケアマネージャーの方がいろいろと手を尽くしてくださり、介護ヘルパーの資格を持って家政婦さんをなさっている方を紹介してくださいました。
おとといと昨日の2日間、私が家にいるときにいらしていただき、いろいろと慣れていただき大丈夫そうなので、今日は晴れて?入学式から参加できることになりました。
ふだん何気なく当たり前にしていた行動が、両親のことで制限されている今、ゼロにはならないにしろ家の事をお任せして家を出られると言うのは本当にありがたいことです。
今までは何か世田谷区の介護事業でお世話になる事を考えたらと両親に話すと、自分達はまだまだと言って、知らない方が家にいると落ち着かないし、父はデイホームなどに行って知らない方と一緒に過ごすのが苦手だから・・などといいますので、ついそのままにしていましたが、今回どうにもならず、手続きはいろいろ大変ながらも、探すといろいろな方が手を差し伸べて下さることがわかりました。
本当に感謝・感謝の言葉しか有りません。
八方塞がりのように思っていましたが、新学期が始まってからもいろいろな方達の手をお借りして、何とか頑張っていこうと思えるようになりました。
そう思えたことに、また感謝!です。
4月30日土曜日から第2回目の抗がん治療のために母が入院しましたが、家政婦さんも通って来て下さるし、病院やお散歩はNPOの方が見えて付き添って下さるので、父も余り混乱することなく過ごしていました。
それでも母が入院していることはなかなか受け入れられないらしく、「ママの帰りが遅いけど、どこ行ったか知らない?」とか私が帰宅すると「ママも一緒?」などと言っています。
5月5日治療を終えた母が退院して来ました。父も大喜び。これで次の治療まで約1か月間安泰と思いましたが、今度は母の副作用が激しく、帰宅後吐き気が強く苦しそうに寝込んでいます。
6日になっても副作用は収まらず、状態がかなり悪そうです。副作用とは言え、高齢なので体力が持つのかと心配していましたが、夕方になるとさらに悪い状況です。家政婦さんも帰り際にお家では無理ではないですか?とのことで、夕方6時半を過ぎてから病院に電話をし、状況を説明しました。
「これから連れて来られるようなら診察できます」と言われ、8時までレッスンが入っていたので終わり次第連れて行くことでお願いをしました。
レッスンを終え、母の所に行くと病院に行けば楽にしていただけると思ったらしく自分で起き上がりふらふらしながらも行く準備をしました。
寝室は2階なので私が下から支えながら一段ずつ階段を降りていましたが、途中でどうも母の様子がおかしく、うまく降りなくなりました。
声をかけても反応がなく、意識を失っているようなのです。意識が無いのに階段の手すりをしっかりと握っていて、それでどうにも動けないでいました。
まだ階段も5段ほど残っていて、ここで母もろとも落ちたら大変と往生している所に、母を運ぶために車を出してくれていた主人が戻ってきたので助けてもらい、何とか下に降ろしました。頬を軽くたたきながら名前を呼んでも反応がなく、これはもう自分達の車で運ぶのは無理と判断し、救急車をお願いしました。
病院では電話をしてあったので先生がすぐ診断してくださり、副作用の吐き気が強いためにお水を飲めず脱水症状になってしまったことが原因と言うことでした。
血中の電界物質(ナトリウム)が下がってしまっているので、意識の低下はそのせいでしょうとのことで、点滴で症状を改善すれば大丈夫と言われ、しばらく入院となりました。
結局入院手続き等を済ませ、11時過ぎに病院を出ました。病院を出た途端、今度は一人置いてきた父が心配になり、家にいるだろうかと不安になりました。
帰宅すると父はまだテレビを見ながら起きていて、ほっとしましたが、案の定「ママと一緒?」と聞かれました。「さっき救急車で運んだでしょう。またしばらく入院ですよ。」と言っても救急車の事は忘れているらしく「ママの帰りが遅いんだよ、どこ行ったのかね~?」などと言っていました。
とりあえず父が無事に家にいたので胸をなでおろし、後のことは考えずに明日の大学の準備をして寝ることだけを考えようと思いました。
ゴールデンウィークのお休み気分が吹っ飛ぶ救急車騒ぎ。
またまた心がざわついてきました。
なかなかこの生活、気が抜けません。
会員の皆様には以前お知らせしたように、2016年度ぐるーぷaiでは年4回のファミリーコンサートを企画いたしました。
小さな子供達を連れていけるコンサートがなかなかないのを以前から憂いていました。コンサートのチケットに6歳以下のお子様は入場できませんと書いてあったり、またプログラムを見ると難しくて子供が静かに聞いているのがつらいだろうと思う内容だったり・・・。
小さいうちからコンサートでのマナーを身につけて音楽を楽しむ環境を作ってあげたいと考えて、今年はファミリーコンサートを開催する事にしました。
第一回目の今日は、前半は5月という季節に合わせてブルグミュラーの25の練習曲から
パストラル(牧歌)
やさしい花
清らかな小川
せきれい
つばめ
乗馬
シュタイヤー舞曲(アルプス地方の踊り)
の7曲を、聴きどころなどのお話を交えながら演奏しました。
ティータイムでのどを潤してから、後半は連弾で
ツェルニー作曲 ウィンナーマーチ
ベートーヴェン作曲 トルコマーチ
中田喜直作曲 汽車は走るよ
を演奏し、一時間ほどのコンサートでした。
昔ブルグミュラーを弾いたことの有るママたちから、ブルグミュラーがこんなにクオリティーの高い曲だったとは思わなかったと言っていただき、題名のついた曲の楽しさを少しはお伝えできたかなと嬉しくなりました。
子供の曲と思われている中にも、素敵な素晴らしい曲は沢山ありますので、それをお伝えできるのもこのファミリーコンサートの良いところかなと思いつつ、第一回目はまずまずの手ごたえを感じて終えることができました。
次は7月18日です。今度はどんなプログラムにしようかなと今から楽しみです。