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ぐるーぷai のメッセージ!!
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    皆様 こんにちは!


    やっとaiのホームページが立ち上がりました。
    「ぐるーぷai」 → http://groupai.ho-zuki.com/index.html#

    普段なかなかお目にかかれないai会員の方達にも、メッセージをお届けできるようになりました。
    これからは少しずつ研究会での事、基礎科での事、日々の営みの中で気付いたこと等をお話しさせていただこうと思います。

    2月14日の研究科では、ダルクローズの言葉を読み直し、指導者としての心構えを確認しました。

    ダルクローズの言葉の中からから3つほどご紹介します。

    ●2つの目的を持ちなさい。生徒たちを進歩させること、そして、自分自身が進歩すること。

    ●2つの目的を持ちなさい。生徒に教えることと同時に、生徒から教わること。

    ●レッスンを離れても、いつも自分を磨くことを忘れないこと。幾つになっても成長することができる。

    3つとも私が深く心に刻みこみ、そうありたいと願っている言葉です。特に3つ目の「幾つになっても成長することができる」という言葉は、私が出会った多くのダルクローズの先生方が身をもって示して下さいました。その先生方の背中を見て、私もあのようにありたいとダルクローズへの道を歩み始めたのでした。

    20年ほど前、初めてジュネーブの国際大会に参加した時に、受講生の中にとてもお歳を召したおばあさまがいらっしゃいました。ソルフェージュの授業ではたまたまお隣同士になり、楽譜を一緒に見たりしておりました。後でわかったことですが、その方はヌフ先生とおっしゃり、ダルクローズの学校の偉い先生でいらっしゃったこと、また当時90歳を超えていらっしゃったとのことです。

    数年前に106歳で亡くなりましたが、102歳の時には国際大会で100歳を超えた記念の授業を1時間近くなさり、その記念授業を見学させていただいた私は歩み続ける先生のお姿にあこがれ、自分もああ有りたいと思ったものでした。

    100歳を超えても毎日ご自分のためにピアノをさらい続けていらっしゃるとのことで、ますます感動いたしました。

    ヌフ先生に限らず、国際大会で授業をして下さるディプロマの先生方は、ご自分の授業が終わると他の先生方のレッスンに生徒として加わる事を何度も目撃しました。偉い先生が他の先生の授業を受講するのを日本では見たことが有りませんでしたので、一体ダルクローズの教育ってなんなのかしら、よほどの魅力が有るに違いないと思い、それが知りたくてずっと続けてきたと言っても過言では有りません。

    学べば学ぶほど、あれほどの先生方が、ひたむきに続けていらっしゃった理由がわかる気がしてきました。

    音楽に導かれ、自分自身で感じ、表現し、人に伝える喜び、何にも代えがたい「心」を豊かに育て行くのです。ダルクローズと出会ったことに心から感謝します。

    この素晴らしい出会いを少しでも子供達に伝えて行くことこそが、指導者としての務めと思っております。
    指導者の皆様、ご父兄の皆様、子供達、素敵な音楽と豊かな心を求めて、皆で一歩ずつ歩んでまいりましょう。





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    おひな祭り アレンジメント

    2月23日は、林宏美ちゃんとコラボでお花とお菓子のレッスンをしました。

    テーマは「お雛様」。宏美ちゃんがかわいい春のお花でアレンジを考えてくれ、私はいちごとキウイでお内裏様を作ってみました。受講生の方々も楽しそうで、私もとても楽しい時間を過ごしました。



    私はこの世に生れ出てくるときに、2か月も早く世の中に顔を出し、未熟児で仮死状態だったそうです。片手に乗るほどの小さな赤ちゃんが、まだ乳首もできていない母のおっぱいにむしゃぶりつくのを見て、お医者様がもしかしたら育つかもしれないとおっしゃったとか・・・。生まれながらのくいしん坊だったようです。くいしん坊だけに、私にとっては音楽と同じくらいお料理は大事なものとなっています。

    演奏会終了後は必ず私の手料理でパーティーをします。同じ音楽を聴いて、同じものを食べて、会話をするというのがaiのコンサートのスタイルです。

    また、食べ物は季節感がとても大事です。旬のお野菜や、果物、季節の行事にちなんだお料理等、季節を「感じる」事ができます。ダルクローズが大切にしている「五感」。視覚、聴覚、嗅覚、触覚、そして味覚。残念ながらダルクローズのレッスンでは「味覚」は入ってきませんが、私は「味覚」も入れちゃいました!!

    私は大学2年から、ピアノの生徒を教え始めました。先輩が急にご実家に帰ることになり、家が比較的近いからとのことで教えてみないかとのお話しを頂き、小学校3年生の生徒を3人ほどお引き受けしました。

    その中の一人は、付属高校に進み、aiの創始者の一人です。クリスマスコンサートには旦那さまや子供達、家族で参加してくれます。

    大学4年の時に、3歳の小さな女の子の手を引いて、近所のお花屋さんのご夫婦が「娘がピアノを習いたいと言うので教えてもらえませんか?」と訪ねていらっしゃいました。

    それが林宏美ちゃんです。私にとっては初めてゼロから教えた生徒です。宏美ちゃんも後に音楽教室に進み、普通高校を経て、東京音大を卒業しました。何年か付属幼稚園で保育や私のリトミックの授業の助手として務め、その後ご実家のお花屋さんを手伝うことになりました。

    修行のために、六本木の「後藤」花店に勤めながら、ご実家も手伝っています。「後藤」では、大きな企業やデパート、ホテル等様々な生け込みを経験しているようです。近頃は、いろいろな講習会の講師も務めています。

    いつか一緒にお花とお菓子の講習会をしたいね、というのが宏美ちゃんがお花屋さんを仕事にしてからの二人の夢でした。
    お花もお菓子も無くても生きて行けるけれど、どちらも心を豊かに幸せにしてくれます。心を豊かに幸せにする講習会を二人でコラボの形でしたかったのです。

    一昨年からクリスマスやお雛様の時期に合わせて少しずつ始めました。
    音楽、お花、お菓子・・・皆様にたくさん幸せをお届けしたいと願っています。





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    変化すること


    近頃、なぜか頭の中に「変化する」という言葉が響いています。
    何かにつけ、「変化する」という言葉が浮かんでくるのです。
    なぜかしらと思いながら、過ごしてきましたが、やっと思い当たりました。



    昨年のクリスマスコンサートで久しぶりに「葉っぱのフレディー」を取り上げました。

    「葉っぱのフレディー」はレオ・パスカーリア作の絵本です。

    春に木の太い枝に生まれた葉っぱのフレディーの一生を通して、命の意味を描いています。

    夏には仲間の葉っぱ達と木陰を作り、葉をそよがせて人々に涼しい風を送り、木の周りには人々が楽しそうに集いました。

    秋になると、冷たい霜に当たり、フレディーを始め他の葉っぱたちもそれぞれ紅葉します。夏の間仲良しだった風が別人のように葉っぱたちに襲いかかり、一枚ずつ木から離れて行きました。それを見て「ぼく 死ぬのが怖いよ」と怖がるフレディーに、親友のものしりダニエルが答えます。「まだ経験したことが無いことは、怖いと思うものだ。
    でも考えてごらん。世界は変化し続けているんだ。・・・変化するって自然なことなんだ。・・・」

    人のために働くこと、生きる意味、命は未来につながる事等、フレディーを通して大切なことをたくさん教えてくれます。

    井上鑑さんと東儀秀樹さんが作曲をして、演奏付きで朗読ができるようになっている楽譜を見つけ、aiでは何度も演奏し朗読してきました。

    何度読んでも、その度に心に染みいる言葉が見つかり、何度読んでも生きる力が湧いてくるようです。

    昨年は東日本大震災がおき、命の大切さや、人と助け合うことの大切さをより深く感じた一年でした。クリスマスコンサートはフレディーしかない、と思って久しぶりに読ませていただきました。

    近頃「変化する」という言葉が浮かぶのは、たぶんクリスマスに朗読したフレディーの言葉が心にのこっているのでしょう。

    日々のほんの小さな変化の積み重ねが大きな変化へとつながります。
    小さな変化は心と頭を柔らかくして細やかに注意を向けていないと、気が付くことができません。自分に対しても、家族や生徒、周りの人々に対しても、いつでも小さな変化を見逃さず、気づくことができる人で有りたいと思います。

    そして葉っぱがお日様の方を向くように、明るい方へといつの間にか向きが変わっている、そんなふうに常に変化し続ける人で有りたいものです。



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    新学期


    やっと柔らかな日差しに桜のつぼみがほころび始めました。
    今年の冬は本当に長く寒い冬でしたね。
    寒かった分、余計に春の光の明るさを嬉しく感じます。
    まさに3月は矢のように飛び去り、いよいよ4月、新学期を迎えました。
     
    今年はどんな生徒と出会うのでしょう。毎年そうですが、春は出会いへの期待が膨らみます。今年はいつもと少しだけ違い、ただただ楽しみにしているだけでなく、自分自身に対して戒めの気持ちがあります。

    というのも、昨年高校の生徒3人から、「どうせ先生は私の事(僕の事)嫌いだから・・・」といわれてしまったからです。3人とも授業中はおしゃべりをしたり、ふざけたりとほめられた生徒ではありません。当然、授業中に何度も注意をしていましたが、注意をされたことで、私に嫌われていると思ったらしいのです。そのうち一人は、比較的真面目な生徒を引き合いに出して、あの子の事好きだから優しくて、自分の事は嫌いだから冷たく言う、あの子に対する態度と自分に対する態度が違う・・・というのです。

    教師の言い分としては、注意する必要のない子には普通に話すし、何度注意しても聞かない子にはだんだん厳しく話すのは当たり前ということなのですが、生徒にはそうは伝わらなかったようです。この「先生は私のこと嫌いでしょ」と言われたのは、私の教師生活の中で初めての経験でした。
    以前ご紹介したダルクローズの指導者たちへのメッセージの中にも



    • もし、生徒を叱るような時が有れば、それは愛情からであるということを必ず理解させなさい。

    というのが有りました。今までは当然のことと受け止めていましたし、心がけているつもりでもいました。今回は心がけが足りなかったとつくづく反省させられました。

    このごろの子は注意されると嫌われていると勝手に思うとか、やることもやらずに求めることだけは一人前にしていると片付けずに、ちゃんと向かい合わなければいけないと思います。

    昨年東大の教授を引退なさった上野千鶴子さんが、最終講義の後のインタビューで、学生たちとの世代の相違による感覚の違いなどはありましたか?と尋ねられ、「それは当然ありますが、学生が変わればそれに合わせてこちらが変わります。」というように答えていらっしゃいました。これほどの先生でも教師として自分を押し付けるのではなく、相手と同じ目線を持つようにする努力をなさるのだと感心しました。

    新年度に当たり、私も生徒たちと同じ目線に立てるよう、人生の先輩として愛情があるからこそ注意もするのだということを伝えられるよう、手綱を引き締めて歩き始めようと思います。

    さあ、今年もどんな生徒・学生と出会うのでしょう?









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    DUOコンサート



    ヴァイオリンの浅井千裕さんと、ベートーヴェンの10曲のヴァイオリンソナタを毎年1曲ずつ弾いて10年掛かりで全曲演奏しようとDUOコンサートを始めて、10年がたちました。途中千裕さんが交通事故に合われ、足を怪我なさって立って演奏ができない時期があり、3年ほど演奏会を開けない時期がありましたが、今年はやっと6回目を迎え、4月8日日曜に演奏しました。

    第1回目はもっとも有名な第5番の通称『スプリング・ソナタ』を演奏し、以降2回目は1番、3回目は短かったので2番・3番とまとめて演奏、4回目4番、5回目6番、そして今回の6回目で第7番を演奏しました。4回目以降は春のこの時期に演奏会を開いていますので、オープニングはいつも「スプリング・ソナタ」の1楽章、テーマ曲になっています。

    年を追うごとに、お互いの気心が知れ、合わせのタイミングも以前よりはわかりやすくなり、ずっと継続してアンサンブルを組める相手がいることの嬉しさを味わいます。同時に、お互いに年を重ねて行きますので、気力・体力が以前のようにはいかない部分もあり、また家族も年をとりますから若い時より家族にかかわる時間も増え、なかなか思うように自分の時間を作ることができない事も多くあります。

    足りない気力・体力・時間をカバーしながら、2人で何とか支えながらの演奏です。そんな年を重ねて行くところも人間として当然あるべき姿として、演奏に重ねていけたらと思っています。

    今回は、前半で「スプリング・ソナタ」ブロッホ「ニーグン」ベートーヴェンソナタ第7番、後半はモーツアルトのロンドやヴィニアフスキーポロネーズ、タイスの瞑想曲等名曲集のような小品を並べたプログラムでした。リハーサルの時のシューベルトの「アヴェ・マリア」では、昨年急な発病で妹さんを亡くされた千裕さんは演奏しながら涙を流され、本番も涙が出ちゃったらどうしようとおっしゃっていました。

    演奏する私達もまずは人間、いろいろそれなりに乗り越えながらの演奏だから自然なありのままの姿・心を見て頂いて良いのではないかしらと二人で話しました。

    アンコールでは昨年アンコールで演奏したピノキオの「星に願いを」を今年も演奏しました。あの大震災の全てが津波のみ込まれる映像が目に浮かび、この一年の事が走馬灯のように思いだされ、今年のコンサートも何とか弾き通すことができたという安堵感も手伝って、楽譜が涙で揺らいで見えました。

    来年は8番、どんな曲を合わせようかと、二人で楽しみが始まりました。
    皆様に楽しんで頂けるような曲選びができると良いのですが・・・




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